皆さんは、現在地から目的地までの駅間経路を導くために 駅すぱあと を使われたことがきっとあるでしょう。日本全国の駅数は 9262駅 あります(平成24年調べ)。すべての可能性から任意の2地点を選び結ぶ際のパスとは、いったい如何ほどになることでしょう。なおかつ、その旅程運賃を一寸違わず即座に算出し、ユーザーへと返す。シビアなリクエストに応えてきた「駅すぱあと」を支えてきた技術と開発とは一体何か。そして、情報が溢れるこの時代に最小限の労力で、望む情報に到達できるようになるためにこれから取り組むべきことは一体何か。
今回のDevLOVEのテーマは 「駅すぱあと」を支える開発 です。高円寺にあるヴァル研究所の現場を、皆で訪れましょう。
<当日の発表資料>
- 第1枠 『駅すぱあと』を解剖します 宮本 雅臣
http://www.slideshare.net/araratakeshi/dev-love-miyamoto20140516
- 第2枠 『駅すぱあと』新しい開発基盤の研究 佐藤 昭彦
http://www.slideshare.net/asatou/dev-love-20140516asatou
- 第3枠 開発者が導入するAWS -ヴァル研究所の場合 見川 孝太
http://www.slideshare.net/mikawakouta/aws-34836321
- 第4枠 手探りで始めた企業内スタートアップで嵌まったこと 篠原 徳隆
http://www.slideshare.net/noritakashinohara/dev-love20140516-ss
- 第5枠 エナジャイズ!アジャイルの取組みや活性化の紹介 新井 剛
http://www.slideshare.net/araratakeshi/dev-love-val20140516
<想定する参加者>
・駅すぱあととそのサービスを支える技術に関心がある方
・AWSやリーンスタートアップ、アジャイル開発に関心がある方
など
経路探索がどのような仕組みでできているかの概要を簡単に説明します。また、仕様が公開されていない運賃計算の苦労秘話やパフォーマンス改善の方法など職人の経験談をお伝えします。
レクチャー
宮本 雅臣氏 取締役兼開発本部長
26年前の1988年に 「駅すぱあと」を世の中に送り出した生みの親 であり、かつ、第一線の現役エンジニア。
「駅すぱあと」はメンテナンスを続けて26年。今どきの開発基板技術を使えば、今よりもっと楽にメンテナンス出来るかもしれません。今回は、複雑な運賃計算ロジックを独自の DSL(Domain Specific Language)で表現できないか検討していることや、GitHub、Jenkins、ユニットテストや最近のコンパイラなど、「駅すぱあと」開発をより良くする(かもしれない)技術についてお話したいと思います。
レクチャー
佐藤 昭彦氏 R&D Centre ソフトウェアエンジニア プロダクトチーフ
2005年ヴァル研究所入社。
入社以来エンジニアとしてWeb系を中心に複数のプロダクト開発に従事。その後、なぜか研究開発部門へ。
Javaの人、モバイルの人を経て現在はC++とRubyに傾倒中。
好きなクラスはboost::optional。言語好き。
ヴァル研究所では、開発、運用改善などを考えて2013年頃からAWSを導入しました。通常、経営層や情報システム部門が進めることを、開発者主体で進めたことの内部事情やメリット、デメリット、結果として社内にどのような変化があったのかなどを、技術的なトピックを交えてご紹介します。(という予定ですよ)
レクチャー
見川 孝太氏 開発部 Webサービスチーム リーダー
ASPやWebサービスの開発などに携わってきたエンジニア
最近のお気に入りはもちろんAWS
JAWS-UG 中央線支部長
我々はリーンスタートアップの考えに則り、新たな新企画として飲食アプリ「Chrono」を立ち上げ、リリースいたしました。「Chrono」は最終的にはMVPという形を世に出せましたが、そこに至るプロセスは正直、他にもっと良い方法があったと思える部分が多々ありました。今後社内においてリーンスタートアップを実践する際に利用できるスタンダード的なものを模索している中で、今回は「Chrono」で特に嵌まった部分についてお話したいと思います。
1. インタビューで嵌まったこと
2. MVPで嵌まったこと
3. 実現可能性で嵌まったこと
4. ユーザー獲得で嵌まったこと
5. 部署運営で嵌ったこと
レクチャー
篠原 徳隆氏 Business DevelopmentDepartment 部長
1999年 ヴァル研究所入社。
企業の基幹・業務システムの開発を経て、駅すぱあとを利用した旅費や通勤費などの精算業務のシステムを開発。
3年間の営業経験を経て、プロデューサーとして社内の新企画に従事。
現在はBusiness Development Dept.にて新規事業を模索中。
過去に、通勤費管理システム、通勤費申請Web、駅すぱあとWebサービス、まるごと路線図(iPhone/iPad)、駅すぱあとfor iPhoneを担当。
社内でのアジャイルの取り組みや、エンジニアがイキイキと働くための現場での取り組みを紹介します。自部署の話だけでなく、他部署が実践している社内イベントや、ボトムアップでの取り組みもお伝えします。朝会、夕会、かんばんなどのアジャイル開発の取り組みに始まり、ビアバッシュや勉強会、動画勉強会、読書会などの経験談、360度評価、焼肉メソッド、PayForwardアンパン連鎖、部署ミッションの共有など、組織運営の話題などをお話しさせて頂きます。
レクチャー
新井 剛氏 R&D Centre 部長
前職にて、翔泳社や技術評論社のJava系雑誌に製品記事を執筆したり、カンファレンス・スピーカーなどを体験。2005年ヴァル研究所に入社し、緊急地震速報や駅すぱあとのミドルエンジンを開発。
現在は、自称スクラムマスター。アジャイル、スタートアップ、マネジメント、組織論、リーダーシップなどをひたすら学ぶ人。コミュニティでは、アジャイルサムライBaseCampサポーター、JAWS-UG中央線支部雑用係、schoo学級委員などに従事。
登壇者の方の話を踏まえ、参加者の皆さんから質問や感想を集めながら懇談します。
本イベントは無料です。特にチケットを印刷してお持ち頂く必要はありません。
イベントの情報については、DevLOVEなMLやFacebookグループでも案内します。これを機会に是非ご参加下さい。
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DevLOVEとは、開発(Develop)を愛する人たちの集まりです。 この集まりでは、開発の楽しさを再発見し、広げるために、下記3つのコンセプトのもと、明日の開発の現場に役に立つことを目指した勉強会やイベントを開催しています。 開発の楽しさを発見しよう。広げよう。 開発の現場を前進させよう。 自分から越境しよう。 新DevLOVEサイト: https://devlove.link...
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