子どもを大事に育てる生活を、子ども中心の生活と言います。子どもは簡単にケガや病気に
なってしまうため、子どもを健康に育てるためには、食事や睡眠のリズム、ケガや病気に
気を配るなど、家族の生活を子ども中心に組み立て、回す必要があります。
一方、ソフトウェア開発の世界では、ビルド(動作するソフトウェア)を中心に開発プロセスを
組み立てるアプローチがあります。ビルドもまた、簡単に動かなくなり、バグが入ったりします。
そのため、ビルドを育てていくためには、ビルドのリリースのリズムや、バグに気を配る
必要があり、ソフトウェア開発の現場はビルド中心の場となる、とも言えます。
このビルド中心の開発について整理した書籍があります。
「実践 反復型ソフトウェア開発」 津田義史 著 オーム社
今回のDevLOVEは、著者の 津田義史さんをお招きし、この書籍にまとめられた「ビルド中心の開発」を
構成する原則と規律から「タイムボックス」と「継続的インテグレーション」を扱います。
※レクチャーの部は、デブサミ2013でお話された内容を、再演して頂きます。
想定する参加者
・3年〜5年程度のソフトウェア開発経験がある人
・これから、プロジェクトチームをリードする立場になろうという方
・開発中の製品の品質を制御できなくて困っている人
・ツールを導入したのはいいが、うまい活用方法がわからない
・反復型開発に入門したい、再入門したい
アジェンダ
19:15 - 19:30 開場
19:30 - 19:40 はじめに
19:40 - 20:30 反復型ソフトウェア開発の勘所
反復型ソフトウェア開発とは、複数のアジャイルな開発手法に共通の基盤となっている開発モデルです。
その特徴として、タイムボックスとよばれる期間を繰り返しながら開発をすすめること、
プロジェクトの早期から継続してインテグレーション(結合)して実行可能なソフトウェアを構築すること
の2点があげられます。本セッションでは、タイムボックスの運用方法とインテグレーションの技術から
導出できる、ソフトウェア開発における重要な原則を説明したいと思います。
(デブサミ2013より)
[構成]
・タイムボックス
- タイムボックスとタイムボクシング
- 3つの制約
- タイムボックスの構成と計画
- フィーチャーボックス
・継続的インテグレーション
- Continuous Integrationとは
- CIの歴史
- ビルドを料理するコツ
- CRISPなビルドは「さしすせそ」で料理
[形式] レクチャー
[難易度] 入門(タイムボックスとCIについて理解が浅い、(再)入門したい方)
[登壇] 津田義史氏
日本マイクロソフト
国内企業と外資系企業を渡り歩き、現在はテストエンジニアとしてMicrosoftで働いています。
著書に『実践 反復型ソフトウェア開発』、 『Notes/Domino APIプログラミング』、訳書に
『C++ テンプレート完全ガイド』、 『ジェネレーティブプログラミング』があります。
20:40 - 21:30 明日からのビルド中心な生活のために。
今回のテーマを踏まえて、「タイムボックス」「CI」を中心に、開発現場で起きる課題と
その解決について、参加者全員で考える時間。
[形式] ダイアログ
今回の対象領域
プロセス品質
http://www.slideshare.net/yusuke/devlove2012-15649580
ご案内
本企画は無料のため、とくにチケットをお持ち頂く必要はありません。
イベントの情報については、DevLOVEなMLでも案内します。これを機会に是非、MLへのご参加下さい。
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developlove@gmail.com
企画者 市谷聡啓(@papanda)
DevLOVEとは、開発(Develop)を愛する人たちの集まりです。 この集まりでは、開発の楽しさを再発見し、広げるために、下記3つのコンセプトのもと、明日の開発の現場に役に立つことを目指した勉強会やイベントを開催しています。 開発の楽しさを発見しよう。広げよう。 開発の現場を前進させよう。 自分から越境しよう。 新DevLOVEサイト: https://devlove.link...
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