東京都港区南青山3-8-38 南青山東急ビル1F
何が正しくて、何が間違っているのか、誰にも分からない不確実性の高い状況でプロダクトづくりに挑む現場、チーム。それぞれの現場で取り組むプロダクトのづくりのやり方は大きく異なるところも、同じ方向性にあるところもあることでしょう。
「正しいものを正しくつくる」に唯一一つだけのあり方というのはありません。それぞれのプロダクト開発の最前線で、プロダクトオーナーと開発チームがそれぞれ何に直面し、どのように立ち向かっているのか、そしてその先で何を得ようとしているのか。それぞれの現場の「正しいものを正しくつくる」を目撃せよ。
今回のDevLOVEのテーマは、「正しいものを正しくつくるのハンガーフライト」です。向き合う問いは「正しいものを正しくつくれているか?」。登壇者、参加者全員で向き合って、気づけていなかったことに気づける機会を。得ましょう。
・12時40分頃より開場します。 開始は13時です。
・2トラックを予定しています。プロダクトオーナー寄りトラックと、開発チーム寄りトラックです(トラックは各回で自由に移動できます)。
・この会は一方的に話を聞いて終わりではなく「正しいものを正しくつくれているか?」に向き合う場にしたいと思っています。登壇者、参加者同士で、現場の課題や知見について交換し、お互いの学びを高めあいましょう。
・事前に交流ページとして https://devlove.link/events/162/を用意しました。事前にあるいはイベント中に意見交換などにご利用ください。
・会場では、書籍「正しいものを正しくつくる」「カイゼン・ジャーニー)」の販売を検討しています。お持ちでは無い方はこの機会をご利用ください。
・書籍「正しいものを正しくつくる」を読んでいるかどうかは前提ではありません。
※ 発表順は仮です。適宜アップデートします。
正しいものとは何か? プロダクトオーナートラック |
正しくつくるとは何か? 開発チームトラック |
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13:00 - 13:20 | はじめに | それぞれの現場の「正しいものを正しくつくる」とは | ||
13:20 - 14:00 | 第1部 | ナビタイムジャパンの現場より 遠藤 友裕 さん |
ナビタイムジャパンの現場より 小田中 育生 さん |
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14:10 - 14:50 | 第2部 | パーソルプロセス&テクノロジーの現場より 田中 浩一 さん |
パーソルプロセス&テクノロジーの現場より 横山 豪 さん |
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15:00 - 15:40 | 第3部 | メルペイの現場より 太田垣 慶 さん |
サイバーエージェントの現場より 陶山 育男 さん |
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16:00 - 16:40 | 第4部 | LINEの現場より 小林 智博 さん |
LINEの現場より 米原 斉美 さん |
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16:40 - 17:10 | 第5部 | 登壇者と本日を振り返る | ||
17:10 - 17:40 | 終わりに | 正しいものを正しくつくれているか |
LINE株式会社 LINE企画室 LINE 企画1チーム
2015年にLINE株式会社に新卒入社。LINE@(公式アカウント)の企画を経験した後、LINE企画室に異動。LINEアカウントの「引き継ぎ」を含んだ認証関連機能の企画に携わっている。
LINE Fukuoka株式会社 UITチーム フロントエンドエンジニア
岡山生まれ埼玉育ち。ソーシャルゲームの開発を経験したのち、2015年に福岡にIターンしLINE Fukuokaに入社。LINEで占い師に占ってもらえるサービス「LINEトーク占い」に、フロントエンドエンジニアとして開発に関わっている。日本人が言語的マイノリティとなったチームで英語に苦労しつつ、チームに貢献しようと奮闘中。
メルペイでは専任のUX ResearcherによるUser Testingや、Data Analystによる数値分析を組み合わせながらプロダクト開発を進めています。「限りなく正しいと思えるものにどう近づけるか?」について、メルペイでの取り組みをネタに、みなさんとも意見交換できればと思っています。
2006年にDeNAへ入社。ソーシャルゲーム事業の立ち上げプロジェクトリーダーに従事した後、サンフランシスコへと赴任しプロデューサーやゲームデザインアドバイザーを歴任。2013年よりスマートエデュケーション、2015年よりPiccolo(現VIVITA)を経て、2017年4月株式会社メルカリに参画。US版メルカリのプロダクトマネージャーを務めた後、2018年よりメルペイのプロダクトマネージャーに従事。
世界50カ国以上に対応した海外乗換案内アプリ「NAVITIME Transit」。
当社のミッションである「経路探索エンジンの技術で世界の産業に奉仕する」を軸とし
アプリのリニューアルや対応エリアの拡充を進めてきました。
「正しいもの」をつくるために、どのようにアプリを定義し実装したかについてお話します。
株式会社ナビタイムジャパン メディア事業コンシューマアプリグループ プロダクトマネージャー
2011年 株式会社ナビタイムジャパン入社。
モバイル版Webサイトの開発に従事した後、海外乗換案内アプリNAVITIMETransit、訪日旅行者向けナビアプリJapanTravel、国内旅行計画アプリNAVITIMETravelのプロダクトマネージャーを担当。
2019年から総合ナビゲーションアプリNAVITIME、乗換NAVITIMEなどtoC向けアプリを統括するグループの責任者として従事。
「正しいもの」を「正しくつくる」ためには、定期的にたちどまることが必要です。
立ち止まって過去をふりかえり、ビジョンへ向けて計画をプランニングし、アクションしていく。
しかし現場で手を動かしているエンジニアにとって、手を止めるということは勇気が要ります。
走り続けなければならないとさえ考えている人もいるでしょう。
自分が現場で経験したことから、こういった恐怖心といかにチームで向き合い立ち止まるのか、
立ち止まったチームがどのようにふりかえり、またビジョンへ向かっていくのかについてお話します。
株式会社ナビタイムジャパン 開発部 部長 兼 ACTS(研究開発)ルートグループ責任者
2009年株式会社ナビタイムジャパン入社。
経路探索エンジンの研究開発やプローブ交通情報システムの立ち上げに従事した後、2015年より部長に就任。
近年では経路探索エンジン研究開発グループの責任者として研究開発をディレクションを行う傍ら、
社内における横断的なカイゼン活動にもコミット。
ナビタイムジャパンの理想形を目指すR&D、エンジニアがいきいきと働けるDXを重視した風土づくりという両輪を回し続ける。
企画の草案が18年7月。リーンスタートアップやスクラム開発の手法をベースに開発を進めてきて、出てきた課題や、私達のチームなりに工夫してきたこと、ピポッドの決断についてお話します。
パーソル プロセス&テクノロジー株式会社 HITO-Linkサービス開発部 HITO-LinkCRM プロダクトオーナー
2007年 株式会社ミリオン(現パーソル プロセス&テクノロジー)入社。
以後主にアルバイト情報サイトanや転職エージェントサービスdodaのコンシューマ向けサイトや業務系システムの開発案件で
javaプログラマ、PL、PMとして参画。18年7月社内異動を希望し、HITO-Linkサービス開発部に配属、現在に至る。
-正しくつくるために現場で実践して良かったもの悪かったもの-
マイクロマネジメント型の組織にアジャイル開発を導入し失敗したところから
正しくつくるために行った、プラクティスとそれがもたらした組織の変化についてお話しします。
横山 豪 さん
パーソルプロセス&テクノロジー HITO-Linkサービス開発部 エンジニアリングマネージャー
2012年 インテリジェンスビジネスソリューションズ(現 パーソルプロセス&テクノロジー)に中途入社
アーキテクト部に配属され、新卒研修の講師、DODA、POS+などの開発支援、アーキテクトとしてパーソルグループの最大規模の基幹システム「GENESIS」の基盤構築に携る。
HITO-Linkサービス開発部に配属後はリクルーティング、パフォーマンス、CRMの3つプロダクトのスクラムマスターに従事し、現在に至る。
■ 僕たちの「正しく作る」
ソフトウェア開発の難しさは、世の中やソフトウェア開発自体の「複雑さ」に起因すると考えています。
クネビンフレームワークでは、複雑(Complex)な環境とは
「原因と結果は事後に推定することしかできず、正しい答えがない」
状態とされます。
僕たちのチームでは、モブプログラミングを開発プロセスの中心に据えてから、
正しい答えがない中で「正しく作る」ことに開発チーム一丸で取り組んできました。
半年以上の試行錯誤を経た今、アジャイル開発の「少しだけ早く作る」を2つの柱で実装しています。
- 早く作る … モププログラミング
- 少しだけ作る … カンバン + スクラム = スクラムバン
モブプログラミングを中心とした、僕たちのアジャイル開発のスタイルについてお話します。
■ 「正しいものを探す」
「正しく作る」ことがうまくできるようになってきても、ビジネスがうまくいくとは限りません。
僕たちのチームでは、「ビジネス側」 も巻き込んでアジャイル開発を推進してきましたが、
その越境の先で気づいたのは、
「開発の事だけ見ていても、プロダクトへの効果は殆どない」
というシンプルな事実でした。
まだまだ試行錯誤の中ですが、「ビジネス側」と「開発側」を超えて、
「プロダクト」チームとして同じ目標に向かうための「正しいものを探す」取り組みをお話します。
陶山 育男 さん
CyberAgent, AI tech studio
SIerにてSE、プロジェクトマネジャー、プロダクトマネジャーの経験を経て、2015年サイバーエージェントに入社。開発マネジャー、プロダクトオーナー等として従事した後、半年間の育児休暇を取得。現在はプログラマ兼アジャイルコーチとして動画アドネットワーク「LODEO」に参画。
CSD / CSM / Management3.0 Licensed Facilitator。
ギルドワークス株式会社 代表
株式会社エナジャイル 代表
DevLOVE オーガナイザー
サービスや事業についてのアイデア段階の構想から、コンセプトを練り上げていく仮説検証とアジャイル開発の運営について経験が厚い。プログラマーからキャリアをスタートし、SIerでのプロジェクトマネジメント、大規模インターネットサービスのプロデューサー、アジャイル開発の実践を経て、ギルドワークスを立ち上げる。それぞれの局面から得られた実践知で、ソフトウェアの共創に辿り着くべく越境し続けている。訳書に「リーン開発の現場」がある。著書に「カイゼン・ジャーニー」「正しいものを正しくつくる」がある。
従来のソフトウェア開発とは、「既に正解があり、記述された正解をそのまま形にする」というものづくりであり、いかに効率よく作るかという観点が主眼でした。そのため、正解の見えないなかで手探りで進んでいくことが必要となる不確実性の高い現代においては、うまく噛み合わない状況になっている開発現場も少なくありません。
本書では、共創を実現する具体的な⼿段としてのアジャイル開発を下敷きに、これからのソフトウェア開発/デジタルプロダクトづくりに、作り⼿(エンジニア、開発者、デザイナーなど)と、それを必要とする⼈(クライアント)がどのように臨むべきなのか、その考え方と行い方を具体的に提⽰する一冊です。
「正しいものを正しく作る(著者の掲げる理念)」とは、すなわち「正しくないものを作らない」戦略をとることであり、そのためには粘り強く「正しく作れているか?」と問いに置き換えながら探索的に作っていく必要があります。問いを立て、仮説を立て、チームととともに越境しながら前進していく。本書はそのための力強い手引きとなるでしょう。
(Amazon紹介ページより)
「正しいものを正しくつくる」Amazonサイト
「正しいものを正しくつくる」BNN新社サイト
「正しいものを正しくつくる」サポートサイト
「正しいものを正しくつくる」Twitterハッシュタグ : #正しいものを正しくつくる
DevLOVEはデベロッパー(プログラマー、デザイナー、etcetc)が集まり、昨日より今日、今日より明日と、各々が各々の現場を前進させていくための場です。
DevLOVE NEWサイト:https://devlove.link/
DevLOVEサイト: http://www.devlove.org
Facebookグループ: http://www.facebook.com/groups/devlovepark/
会場提供によるご協力:株式会社ナビタイムジャパン
DevLOVEとは、開発(Develop)を愛する人たちの集まりです。 この集まりでは、開発の楽しさを再発見し、広げるために、下記3つのコンセプトのもと、明日の開発の現場に役に立つことを目指した勉強会やイベントを開催しています。 開発の楽しさを発見しよう。広げよう。 開発の現場を前進させよう。 自分から越境しよう。 新DevLOVEサイト: https://devlove.link...
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